お散歩に伸縮リードは危険すぎる話

お散歩

わんこのリードには色々な種類があります。
一般的なのは、持ち手が輪っかになっていて、わんこに繋ぐ方にナスカンがついているものですね。
平紐や丸紐、ナスカン部分のタイプが違うもの、120センチや180センチのもの、10mのロングリード、などなど用途に応じて様々なリードがあり、飼い主さんたちはそれらをTPOに応じて使い分けていく必要があります。

近年、おさんんぽをしている方を見ると、伸縮リードでお散歩されている方を多く見受けます。

伸縮リードとは、持ち手がプラスチック製の物にグリップがついているものがほとんどで、その内部に長いリードが巻き取られる形で収納される物です。
ボタンひとつで伸び縮みの操作が可能で、長いリードを捌くことなく最長以内なら自在に長さを変えることのできるリードです。

これだけ聞くと、万能なリードに感じてしまいますね。
ところが、全くそうではありません。
愛犬を自由に走らせることができる!と思っている方、
それは大きな勘違いです。

一番にお伝えしたいのは、伸縮リードは普段のお散歩には不向きです。

「うちの子お散歩で引っ張るんです」とご相談する方、または思っている方の多くは
お散歩時伸縮リードでお散歩しています。

伸縮リードだからひっぱる、とい訳ではありませんが、使用している道具も引っ張りの原因の一つとなります。

伸縮リードは、ボタンで解除すると伸びますが、それは愛犬がある程度の力で引っ張らなければ伸びません。引っ張れば好きなところへ行けると愛犬に伝わってしまいます。
そうなると何が悪いか?
引っ張ればいいんだよ、と教えてしまっているので、愛犬は行きたいところがあればリードを引っ張ればいい、苦しくても引っ張れば前へ進める、と思ってしまいます。
更には、引っ張らなければ前へ進めないんだ、と思い込んでしまっている可能性すらあります。

と、いうことは結果的に、引っ張ることを飼い主さんが教えてしまっていることになります。

さて、伸縮リードを使用している方にお聞きします。
なぜ、あなたは伸縮リードをお散歩で使用していますか?

「楽ちんだから」?
「これをショップで勧められたから」?
「みんなが使っているから」?

それでは、リードは何の為につけると思いますか?

法律で決まっているのもあるかもしれません。
私たちが思う「リードをつける理由」それは
①一番は愛犬を守る為
②周りの人への配慮

伸縮リードを利用する時もこの2つは必須条件です。

例えば、
前から自転車やバイクが来たので、リードをロックしようとボタンを押したとします。
しかしそれが、ロックではなく解除になってしまうこともあります(ロックも解除も同じボタンがほとんどです)。
止めるつもりがリードが伸びてしまった。。。想像してください。
愛犬が自転車やバイク、車に目の前で轢かれてしまいます。
愛犬が間一髪で避けれたとしても、相手の方が横転して大怪我、もしくは死亡することもあります。
これは明らかに飼い主であるあなたの責任です。

例えば、
人通りが少なく、歩道なので伸縮リードをある程度のばして散歩していました。
愛犬はかなり前を歩いています。
すると突然、愛犬との間を通ろうとした方が転んだのです。
何が起きたかわかりますか?
伸ばしている伸縮リードに気づかず、そのリードで横転してしまったのです。
伸縮リードに限らず、そもそもそんなに犬と離れて歩いていることも論外ですが。

他にも、
伸縮リードでお散歩していたら、何かの拍子に飼い主さんが持っていたリードを落としてしまいました。
持ち手はプラスチックなので、落ちた時にそばを歩いていた愛犬がそれに驚き、逃走。
走れば走るほど、カラカラと大きな音を立てて追いかけてくる(ように感じる)リードの持ち手。
愛犬のパニックさは増してしまい、そのまま迷子犬となりました。
大きな音を立ててずっとついてくる得体の知れないものはわんこにとっては恐怖でしかありません。

ボタン操作を誤り、止めるつもりが伸びてしまった時、咄嗟に伸びる部分のリードを掴んだ手をシュルシュルっと火傷をすることもあります。

上記は全て実際にあった事故です。

この他にも起こり得る事故や危険はたくさんあります。
伸縮リードを使用するということは、それらの危険を全て予測し、起こらないよう常に気を張っておかなければならないものなのです。

全てのわんことくらす方へお伝えします。普段のお散歩は伸縮リードは使用すべきではありません。
お散歩は、人の横をリードを緩ませて落ち着いて歩くことが、人間社会でのマナー・正しい常識です。

歩き方や歩く位置など、最低限のルールも伝えずに「自由に」歩かせるなど
愛犬と周囲の人や動物を危険に晒すことと同じです。
今一度、使用する道具と、お散歩の仕方、あり方を見直していきましょう。

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